ガルパン トークショー

12/26の夜に立川のシネマ・ツーで開催された、「音響スタッフトークショー付き極上爆音上映会」のトークショーの覚書です。
特にメモを取ってたわけではないので、特に発言者とか曖昧だし、他にも色々話していたけど、だいたいこんな感じだったかと。

映画の上映終了

「これからトークショーの準備をします。トイレに行かれる方は今のうちに、どうぞ」というアナウンスが流れる。即座に3人位、席を立って劇場から外へ。

トークショーの開始。BGMの最後に自走臼砲の音が鳴る。

岩浪さん:この音が劇場版の音です。このような素材を今回はいっぱい持ってきています。それにしても、このウーファーはおかしい。みなさん、トイレ大丈夫ですか。重低音は膀胱に響くので、我々は上映が終わると真っ先にトイレに行ってきました。

左端の人がトークショーの出演者を紹介。一言ずつコメント。

向かって左から順に岩浪さん、山口さん、小山さん、シネマシティの遠山さん
 

シネマシティの遠山室長?による爆音上映のきっかけ

遠山さん:もともと、音響にこだわった映画館。1990年代にTHXとか、DPSを導入。
 岩浪さん:THXに行きました。
遠山さん:今は「KICリアルサウンド」という独自の音響システムになっている。
 レコーディングスタジオの音の再現を目指している。
 上映室には、音響のミキサーがある。映画館のスタッフが音響を調整している。
 普通のシネコンはアルバイトが操作できるようにボタン1つ。
 aスタジオの「スタジオ」も、レコーディングスタジオを意識している。

 aスタジオの壁は奥に向かって傾斜している。
 普通の映画館の壁は垂直になっていて、壁で音を吸収している。
 ここは、壁から天井に反射して、天井で吸収している。

岩浪さん:音を平行にしない為ですよね。

遠山さん:音の良さは音響の人には知ってもらっているけど、一般の人にはわかってもらえない。皆さんと違って、ふつうの人は映画は1回しか見ないから、ここで聞いた音が普通だと思ってしまう。音響の良さを知ってもらう為に、最初は、マイケルジャクソンの「THIS IS IT」の極上音響上映を実施。
岩浪さん:私、それに行きました。

岩浪さん:爆音上映はハリウッド版のゴジラからですよね。私、ゴジラにも行きました。大ヒットしたのは、マッドマックスですよね。
遠山さん:予告編をみたら、これは凄いとなって、ウーファーを導入。

岩浪さん:元は取れましたか?
遠山さん:マッドマックスだけで・・・

音響スタッフによる調整について

遠山さん: 割りとよくある。塚本さんの映画では、監督が来て調整した。監督が音響に詳しいから。
岩浪さん:鉄男ですね、私、それも見に来ました。

遠山さん:最近だと、進撃の巨人も、音響スタッフが調整している。

ガルパンの上映について

岩浪さん:客の入りはどうですか。
遠山さん:月曜日の朝から年配の人が来ているので、仕事は大丈夫かと心配になる。

岩浪さん:遠くからもよく来てますよね。
杉山さん?:ポーランドの人とか。
杉山さん?:この中で、遠くから来た人はどれくらいいますか。手を挙げてください。

SWとの比較

岩浪さん:SWとガルパンではどちらが人が多いですか。
遠山さん:SWはラインが多いので。2Dで比較すると、ガルパンのほうが・・・。

いつまで上映するのか

岩浪さん:ガルパンは何時まで上映しますか。
遠山さん:年越しは確定。客の入り次第では、春休みまでやっているかも。
岩浪さん:スパイダーマンの予告とかやってましたよね。大丈夫ですか。

岩浪さん:マッドマックスは
遠山さん:12週です。V12。マッドマックスは、上映期限が決められていたので、一斉に終了となりました。ガルパンはどうなのでしょう。

岩浪さん:どうですか?
杉山さん:ガルパンは、上映期限はないので、何時まででも上映して頂いて構いません。

遠山さん退場

aスタジオについて

岩浪さん:床がフローリング構造になっている。床の下に空間があって、箱全体が浮いている。筐体の振動が伝わらないように。
スクリーンが湾曲している。平面スクリーンだと端のほうに歪がでるから。湾曲スクリーンだと映写機にも対応が必要。最近は湾曲スクリーンが増えてきたけど、10年前にこれを作るのは凄い。幾らお金かけたんだろう。

普通は、LRスピーカーはスクリーンの裏に置いているけど、ここでは剥き出しにしている。センタースピーカーは、スクリーンの裏側にある。スクリーンには小さな穴が開いているので、其処から音がでるけど、どうしても歪むから。ここを見ていて、何かに似ていると思っていたんだけど、AVマニアの視聴室だ。スクリーンとスピーカーの配置がそっくり。

自走臼砲の音

岩浪さん:最初に、センターだけ。次にセンターとLRとリア、ウーファも含めて全部。最後はウーファーだけ。
岩浪さん:やっぱりすごいよね。前のほうの人達、よく耐えているよね。

岩浪さん:砲撃音は最初に高い音が流れる。アタックという。
小山さん:センタースピーカーでは、高い音だけ出している。左右からは雑音。リアからは歪みの音を出している。ウーファからは、分かるよね。

戦車内の音(ローズヒップ

山口さん:最初に素の音。上と下の周波数をカットした音。次に、反響音。最後に、両方合わせた音。違いは判りませんよね。でも、こういうことを積み重ねている。

無線の音(継続高校のシーン)

山口さん:最初はセリフのみ。次は、BGM、次は、効果音。最後に、全部合わせて

ガルパンの戦車は空気を読む。セリフの処は音が小さい。
アクセルを踏んだ後は、アイドリングの音は流していない。

みほが実家に帰ったシーンで、犬がはあはあしているけど、犬の声は流さない。流すと観客が犬のほうを見てしまうから。ここで見てほしいのは、まほちゃん。

一つ一つの音を調整している。

ウーファについて

岩浪さん:立川用に調整、といっているけど、大した調整はしていない。すべて、このウーファが。

家でウーファから音を流して、アンツィオ戦 を見たら結構よかった。アンツィオ戦を立川で上映できないか。体力のある人限定だけど、TV版の一挙上映を。朝日に向かって、パンツァーフォー